この勢いのまま鈴鹿も獲る!松田が狙う
のは2戦連続のポール・トゥ・ウィン!! |
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今シーズンの松田次生(ローソン・チームインパル)は、これまでと大きく変わっていた。穏やかな笑顔はそのままだが、その言動は自信にあふれていた。
確かにシーズン前のテスト走行で常にトップタイムを記録していたが、それだけではなかった。昨年苦しいシーズンを乗り越えたことが松田を大きく成長させていたのだ。
「昨年の後半は苦しい戦いが続いた。その中で何とかポイントを獲ってきた。それがタイトルにつながったと思うし、自信にもなった」と松田。
開幕戦から順調に表彰台を重ね、優勝に照準を絞った後半戦で原因不明のマシン不調に陥った。優勝を狙うどころか、満足に走れなかったのだ。それでもあきらめず我慢のレースを続け、ポイントを重ねた。
優勝はなかったものの、この粘りがチャンピオン獲得につながったと同時に、松田をひと回りもふた回りも成長させた。そしてそれは今シーズンの開幕戦で開花した。
新しくノックアウト方式となった予選システムに翻弄されて、ライバルが次々と沈んで行く中、松田だけは動じなかった。結果は予選PPからの独走優勝。まさに王者の風格を漂わせる走りだったのだ。
そして松田が次に狙うのは「やはり特別な思いがある」と言う鈴鹿での優勝だ。地元三重県桑名市出身で、鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRSーF)を卒業。スカラシップを獲得してF・ニッポンに登り詰めただけに、鈴鹿で勝つことはどの優勝よりも重みがある。
これまで7度獲得した予選PPの内、実に5回を鈴鹿で記録したのを見れば松田の思いが分かる。しかしその気持ちが空回りした。これまで鈴鹿での最高は2位。
だが、今度は違う。精神的にも大きく成長した王者として、初めて迎える鈴鹿ラウンドなのだ。「この勢いのまま鈴鹿に乗り込みます。もちろん勝ちますよ」と、あっさり言ってのけた。新しい松田次生が鈴鹿に帰ってくる―。 |
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今年のルーキーは別格。鈴鹿でいき
なりの表彰台も期待できそうだ |
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今年5人のルーキーがF・ニッポンに参戦を果たしたが、開幕戦で揃って予想を超える走りを披露してくれた。予選でなんと伊沢拓也が松田に次ぐ2番手にくい込むとR・ストレイト、平手晃平も3番手、4番手タイムを記録。決勝もストレイトが快走を見せて3位入賞の快挙。
伊沢、平手はルーキーゆえのアクシデントに巻き込まれリタイアとなったが、石浦宏明が7位フィニッシュ。もうひとりのルーキー松浦孝亮もマシン不調に見舞われながら、粘りの走りで見事完走。5人揃ってその存在感を十分に見せつけたのだ。
こうなると鈴鹿での期待が一気に高まる。特に松浦は鈴鹿の地元愛知県出身。98年にSRSーFを卒業しているだけに、ここで負けるわけにはいかない。同じ愛知県出身の平手とともに、予選から上位争いに食い込んできそうだ。 |
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(左)開幕戦の予選ではルーキーらしからぬ3番手タイムをたたき出したR・ストレイト
(中)開幕戦では脅威の予選2番手にくい込んだ伊沢拓也
(右)石浦宏明は開幕戦7位フィニッシュ |
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新予選システムはノックアウト方式。
最後は精鋭8台によるし烈なPP争い |
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今シーズンから予選はノックアウト方式で争われることになった。全車が出走して20分間のQ1が行われ、ここでの上位タイムを記録した15台が10分間のインターバルを挟んでQ2に進出。今度は上位8台がPPをかけてQ3に進むもの。
だがQ2とQ3、各インターバルはそれぞれ10分間しかなく、わずかの判断ミスで脱落してしまうのだ。開幕戦では松田次生とトップ争いを展開すると思われた小暮卓史、B・トレルイエ、L・デュバル、A・ロッテラーらの強豪が、この罠にはまり次々と脱落。
みすみす松田の独走を許すことになってしまっただけに、鈴鹿での巻き返しに燃えている。彼らが揃ってQ3に進出すれば、まさに手に汗握る戦いとなるはず。ライバルたちのタイムアタックに注目したい。 |