中日新聞 三重版
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名車GTーRが5年ぶりに復活!伝統と歴史が息づく
ポッカ1000qでNSX、SC430と激闘を展開!

 5年ぶりにレースシーンに復活した伝説の名車ニッサンGTーR。開幕戦から他を圧倒して勝利を重ねる中、いよいよ昨年のチャンピオンマシンNSXが反撃開始だ。第5戦で道上龍組が今季初優勝を記録。その勢いのまま得意とするポッカ1000q、過酷な真夏の1戦に乗り込んでくるのだ。GTーR、そして同じくポッカ1000qを得意とするトヨタSC430勢との激戦が始まる。
NSXが反撃の狼煙!SC430とともに快進撃続く
GTーRの勢いを止めることができるか!?
終盤戦の主導権をかけた戦いが始まる
 「羊の皮をかぶった狼」と形容され、これまで数々の記録を打ち立ててきた伝説の名車GTーRが、今年5年ぶりにレースシーンに復活すると、いきなりライバルを圧倒。
 開幕戦鈴鹿で本山哲/B・トレルイエ組、M・クルム/柳田真孝組が1ー2フィニッシュを記録すると、第2戦で本山組が2連勝。松田次生組がこれに続き、またも1ー2フィニッシュ。
 第3戦こそSC430の立川祐路/R・ライアン組に優勝を譲ったものの、第4戦はまたもGTーRのJP・デ・オリベイラ/荒聖治組が優勝と、まさに敵なしの強さだ。
 だがこのままGTーRの独走を許すわけにはいかない。第5戦で反撃の狼煙をあげたのが、昨年のシリーズを最速で駆け抜けたNSX勢だった。
 昨年最多の5回の予選PP(ポール・ポジション)を記録した童夢NSXの道上龍/小暮卓史組が今季初のPPを獲得すると、リアルNSX金石勝智組、昨年のチャンピオンチームARTANSXのR・ファーマン組が続き、予選3番手までを独占。決勝もNSX同士のトップ争いが展開され、道上組が今季初優勝を飾ったのだ。
 そして迎えるポッカ1000q、NSX勢にとってはGTーRの勢いを止める絶好のチャンス。と言うのも通常スーパーGTは300qのレース距離で争われるが、ポッカ1000qはその3倍以上の距離を走り通さなければならない。速さと耐久性、相反する二つの要素を高い次元で両立させなければならないのだ。
 ポッカ1000qが現在のGTマシンで争われるようになった99年から昨年までの9年間でNSXは4勝を記録。昨年は脇阪寿一組SC430が優勝しており、ともに実績は十分。
 対してGTーRは初めて臨む1000qレース。当然耐久性向上の対策は行っているが、やはり未知なる部分が多いのだ。
 実績のあるNSX陣営、そしてSC430陣営がGTーRの動きに惑わされず、自分たちの走りに徹すれば優勝をぐっと手元に手繰り寄せることができる。
 そして終盤戦に向けて主導権を握ることができるのだ。今年もポッカ1000qがシリーズの行方を左右することになった。
(上)第5戦で優勝しランクトップに躍り出た道上龍/小暮卓史組NSX
(左)5戦で優勝しいよいよ反撃の狼煙を上げた道上龍
(右)第5戦で優勝しランク首位に立った小暮卓史
(左)シーズン序盤をリードした本山哲/B・トレルイエ組GT-R(右)本山哲
(左)第3戦で優勝した立川祐路/R・ライアン組SC430(右)立川祐路
(左)昨年度のチャンピオンのR・ファーマン
(右)第5戦で予選3番手を獲得した昨年度のチャンピオンチームARTA NSXの伊沢拓也
初開催は1966年、数々の名勝負を生んできたポッカ1000q
 ポッカ1000qは1966年に第1回大会が開催され、今年で37回目を迎える国内で最も古い歴史を持つレースだ。そして数々の名勝負を生んできた。
 第1回大会の優勝は懐かしのトヨタ2000GTだった。その後は海外からも多くのエントリーを集めるようになり、80年代は全日本耐久選手権シリーズとして開催された。
 92年には世界スポーツカー選手権の1戦となり、プジョー、トヨタが激突。97年、98年には世界GT選手権として行われ、メルセデス、ポルシェ、マクラーレンが死闘を演じた。
 99年にホンダNSXが優勝すると、その後は国内のGTマシンが主役となり、06年からスーパーGTシリーズの一戦として開催されている。
GT300クラスも大接戦!混迷が続くのか、それとも抜け出すチームが現れるのか?
 スーパーGTはGT500、GT300クラスのマシンが混走してそれぞれのクラス優勝を争う。両クラスの数字はパワーの目安で、エンジンへの吸気量を制限することによってGT500が約500馬力、GT300が約300馬力となっている。
 GT500が自動車メーカーが直接参戦しているのに対しGT300はプライベートチームが中心で、参戦車種もバラエティに富み、今季は10車種以上が参戦している。
 その中で速さを見せているのが2勝を記録した新田守男/高木真一組のガライヤ。これに続くのがそれぞれ1勝を記録しているRXー7、MRーS、インプレッサだ。
 だが毎年ポッカ1000qを得意とするチームもある。昨年優勝した高橋一穂/加藤寛規組の紫電、それにランボルギーニムルシェラゴ、ニッサンZなどだ。
 彼らは当然今年も上位争いに絡んでくるはず。すでに優勝を記録したチームが2勝目を、あるいは3勝目を挙げて混戦から抜け出すことも考えられるが、新たな優勝チームが出現し、混迷の度を深める可能性が高いようだ。
(上左)今季2勝をあげ現在ランクトップの新田守男/高木真一組ガライヤ
(上右)昨年GT300クラスで優勝した高橋一穂/加藤寛規組 紫電
(左)ポッカ1000kmを得意とする星野一樹/安田裕信組ニッサンZ
夕闇の中のチェッカーフラッグ!勝者をたたえる大輪の花火
 ポッカ1000qがゴールするのは夕闇が迫る中。スーパーGTシリーズの中で唯一ヘッドライトを点灯しての走行。夕闇の中の感動のゴールを迎えるのだ。
 そしてゴール後に打ち上げられるのが勝者をたたえる花火。大輪の花が次々とサーキットの空に咲き、熱く長く、そして激しかった戦いの終わりを告げてくれる。
毎年レース終了後には花火が打ち上げられ勝者を称える
鈴鹿サーキット
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/suzuka/
 

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