中日新聞 三重版
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 鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称8耐(ハチタイ)の長く、そして過酷な戦いが開幕。メーカー直系のワークスチームが不参加となったため、今年の8耐は本来の姿に戻った。それは日本のプライベートチームと日本人トップライダーたちのガチンコ勝負だ。史上最強ペアと言われる伊藤真一/秋吉耕佑組(F・C・C・TSR Honda)を筆頭にトッププライベータ「3強」が、まずは25日の予選PPを決めるトップ10トライアルで激突する!

 今年は世界選手権などの日程が重なり、海外からのエントリーがほとんどなかった。だが、逆にこれが最強日本人ペア、あるいはトリオの誕生を後押しすることになった。その筆頭が昨年最大のライバルだった伊藤真一と秋吉耕佑がペアを組んだこと。伊藤はこれまで3度の優勝、7度の予選PP(ポールポジション)を獲得した「ミスター8耐」。一方の秋吉耕祐はスズキのエース。07年の8耐ではプライベートチームの雄、ヨシムラスズキに悲願の優勝をもたらした立役者。その秋吉が今年ホンダに移籍したため、夢の最強ペアが誕生したわけだ。2人の実力、実績からいっても負けることは許されない。その第1の舞台となるのが決勝前日の25日、土曜に行われる「トップ10トライアル」だ。木曜日、金曜日の走行でタイム計測が行われ、その上位10チームが、このトライアルに駒を進めることができる。各チーム2人のライダーがこん身のタイムアタック。決勝の最前列スタート、PP(ポールポジション)が決まる。
 もちろん伊藤が狙うのは自身8度目のPP。もし伊藤がアタックを失敗したとしても秋吉が控えており、このチームはまさに死角なし。しかしそれだけに、ここで一矢を報いようと狙うチームも多い。最強ペアを破ることは優勝へ大きく近づくことを意味するからだ。その一番手が最強プライベータのヨシムラスズキ、チームワークに定評あるハルクプロ(HARCーPRO)で、F・C・C・TSRと合わせて今年の「3強」と呼ばれている。ヨシムラの中心は秋吉の抜けた穴を埋める急成長の酒井大作。そしてホンダから移籍した徳留和樹。ここにスズキのテストライダー、青木宣篤が加わる。ハルクプロは山口辰也をエースライダーに迎えた。山口は今年の全日本選手権でもハルクプロ悲願だった、最高峰クラスのJSB1000で優勝を飾った実力派。そこに小西良輝。安田毅史が加わる。TSRは3人のライダーがエントリーしているが、実際は2人で8時間を走り切る。対するヨシムラ、ハルクプロは3人が分担する。この作戦の違いがどんな結果になって表れるのか実に楽しみだが、その前にまずはトップ10トライアル。伊藤が8度目のPPを手にするのか、ヨシムラ酒井大作が、ハルクプロ山口辰也がこれを阻止するのか?意地をかけたタイムアタックに注目したい。
打倒TSRに燃えるヨシムラスズキ
ハルクプロのエースとして8耐を戦う山口辰也
7度のポールポジションを獲得した
F.C.C. TSR Hondaの伊藤真一
 3強が注目を浴びる今年の8耐だが、他にも有力チームは多い。まずはカワサキのトリックスターレーシング鶴田竜二/井筒仁康/武石伸也組。3人ともワークスチームに所属した経験のあるスターライダー。井筒は04年の8耐覇者(ペア宇川徹)で、3人のポテンシャルを武器に上位進出を狙う。03年8耐優勝を飾ったのが桜井ホンダ。亀谷長純とイギリススーパーバイクで活躍するJ・ブルックスがペアを組む。亀谷は全日本開幕戦を制するなど実力はトップクラス。「最低でも表彰台」と意気込んでいる。
 また唯一の女性ライダーとして注目を集めているのがフランス人のマガリー・ラングロス。04年から耐久レースに参戦しており、「有名な8耐に参戦できることを誇りに思う。全力で頑張る」と気合十分。クレバーウルフレーシングからベテランの斎藤光雄、深見貴広と参戦する。
04年の8耐を制した井筒仁康
女性ライダーが参戦するクレバーウルフレーシング
鈴鹿サーキット
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/suzuka/
 

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