中日新聞 三重版
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 長い歴史を持つ耐久レースが今年もやってくる。伝統の1000qレースから700qレースに変わったものの、夏の太陽の下の過酷なロングバトルに変わりはない。最強マシンの証明と言われる戦いを、今年は誰が制するのだろうか。

 今年で38回目の開催となる夏の鈴鹿耐久レース。これまでは「ポッカ1000q」として1000qのレース距離で争われてきた。今年は様々な要因が重なり700qのレース距離となったが、夏の暑さの中を走り通し、ドライバーにもマシンにも過酷な戦いとなることに変わりない。
 第1回大会が開催されたのは1966年で、優勝したのはトヨタ2000GTだった。80年代に入るとモンスターと呼ばれたグループCカーの戦いが続き、ポルシェ、トヨタ、ニッサンがしのぎを削った。90年代後半はGTカーの戦いとなり、97年、98年にはメルセデスCLKーGTRがポルシェ911GT1、マクラーレンF1GTRとの激戦を制して優勝。そして99年に優勝したのがホンダNSXだった。その後は国産GTカーの時代を迎えNSX、トヨタ・スープラ、スカイラインなどが出場。06年からはスーパーGTシリーズの1戦として開催されることになった。この過酷な戦いに勝つことは最強マシンの証明でもある。だからこそ各陣営とも万全の態勢で臨んでくるのだ。
 今年は昨年に続いてニッサンGTーR勢が強さを見せており、ここまでの5戦で、実に4勝を記録したほどで、昨年のチャンピオンGTーRの本山哲/B・トレルイエ組がシリーズポイントトップだ。このままGTーR勢が夏の鈴鹿を制すれば、恐らくはそのままタイトルへ突き進むだろう。逆に言えばNSX、レクサスSC430勢にとれば反撃のラストチャンス。今回も入れてシリーズは残り4戦。勝てば大逆転タイトルの可能性も残されるからだ。負けられない1戦となったNSX、レクサスSC430陣営。勝ってタイトルを確かなものにしたいGTーR陣営。それぞれの思惑が真夏の鈴鹿で激突する。
今季は5戦中4勝と他を圧倒しているGT-R
(左)参戦が決まったM・クルム
(右)M・クルムとの最強コンビで鈴鹿を戦う本山哲
現在ランク4位のR・ファーマン/伊沢拓也組NSX
昨年のインターナショナル ポッカ1000kmレース
  昨年のチャンピオンマシン、GTーR勢が第5戦を終了して4勝を記録する速さを見せているが、シリーズポイント争いは接戦だ。GTーRの本山哲/B・トレルイエ組が43ポイントを獲得してトップに立つものの、わずか4ポイント差でレクサスSC430の脇阪寿一/A・ロッテラー組が追う展開。3位のGTーR、JP・デ・オリベイラ組を挟んで、33ポイントのランク4位、32ポイントの5位にNSX勢のR・ファーマン/伊沢拓也組、道上龍/小暮卓史組が続く展開だ。
 一方、エンジンへの空気吸入量を制限してパワーを300馬力程度に抑えたのがGT300クラス。こちらも大接戦が続いている。トップは50ポイントのレクサスIS350の織戸学/片岡龍也組だが、2位RXー7の谷口信輝/折目遼組以下、紫電の加藤寛規/吉本大樹組、ガライヤの新田守男/高木真一組まで4チームが6ポイント差の中にひしめいているのだ。ここで勝てばタイトル獲得に向けて大きなアドバンテージを得ることになる。GT500、GT300ともにランク上位陣の動向に注目したい。
わずか4ポイント差でGT-Rを追う
脇阪寿一/A・ロッテラー組SC430
鈴鹿サーキット
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/suzuka/
 

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